2004年03月17日 釜出し一番石鹸 (坊ちゃん石鹸) はお風呂でも台所でも大活躍

「変な写真」にも載せている坊ちゃんマークの釜出し一番石鹸 (通称 坊ちゃん石鹸)。パッケージのデザインが強烈なでけではなく、中身が優れものである。というわけで昇格・再登場。仙台の名産品である。地元ではホームセンターで\150 程度の普通の石けんなのに、インターネット通販で\300とか、東京の某店では\348 という話まで聞く。

パッケージ裏面の成分表示を見てほしい。純石けん分 (99%) 脂肪酸ナトリウム、とだけある。洗剤の本来の働きは水と油をなじませて油汚れを落とすこと、である。その意味でこの石けんの働きに過不足は無い。

当サイト作者は

・手洗い
・食器洗い
・お風呂での体洗い
・洗濯の部分洗い (エリ・ソデ)

をこの、釜出し一番石鹸で済ませている。台所にはボトル入りの台所用洗剤が無いのだ。

参考までに普通の石けんの表示も見てみよう。いろいろ入っている。

・エチドロン酸, EDTA-4Naは金属イオン封鎖剤 (硬水での溶けやすさを向上させる)
・BG はブチレングリコール、保湿剤
・酸化チタンは保湿剤かな? それとも色を白く見せるため?
・ラウリン酸は洗浄成分のようだけど、石けん素地にも含まれているようだ (調査中)

添加剤は、アレルギーの原因だったり、毒性を疑われている成分もある。「肌に優しい」とか「天然植物原料」をうたい文句にした石けんもいろいろあるが、賢い消費者は裏面の成分表示を見て選ぶ。

このページは釜出し一番の宣伝をする訳ではないので、他の無添加石けんも掲載しておく。これらは多分全国区ブランドで手に入りやすいものばかりと思う。「ふきん用」と表示してるのが多いけど、手を洗おうが食器を洗おうが構わない。宮城県以外の人は入手困難な釜出し一番を無理して買うより、これらの商品や地元で流通している隠れた名品を発掘して使うのが良いだろう。

撮影のためにわざわざ購入 (笑)

「ふきん用」の表示は、ふきん専用ということではなく、

・衣類洗剤の多くは蛍光増白剤が入っている。これは毒性が強く食品に触れるものには使用禁止。
・合成洗剤は分解しにくいのでふきんに残った成分が心配。
・香料が入っていると香りが食品に移る。

ので、ふきんにはこれじゃないとダメ、という意味の方が正解。

ちょっと見にくいけど、成分表示

というわけで、食器洗いや洗濯など「合成洗剤じゃなきゃ」と思い込んでいる作業にも石けんは使える。手荒れなどに悩まされている人は試してみよう。

ここまで読んでも「やっぱり気になる」人は楽天の下記ショップがおすすめ。やはり東北のショップが安いようです。

くすりのポニー   印鑑はんこ雑貨のおもしろショップ

洗濯には... 粉末の洗剤を使っている人が多いと思うが、あれは合成洗剤である。多くの製品には蛍光増白剤が含まれている。同じ「粉」でも合成ではなく、本当の石けんを粉にしたものが売られている。蛍光増白剤も入っていないので生成りのものやジーンズが白っぽくならず好都合。

その他の情報:
こんな石けんも。「ねば塾」元ちゃん石けん \63 (90g) は安い!!
石けんの意外に優れた特性、合成洗剤の健康や環境への影響を知りたければ、太陽油脂

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