試聴、ところが...


さていよいよ完成。電源を入れ、簡単な調整をする。これは別売りのボンネットをかぶせた写真。ボンネットをかぶせた方が真空管のヒーターの具合が良く写る。ヒーターの撮影はなかなか難しい。

手持ちのCDプレイヤーとスピーカをつなぎ、いよいよ試聴開始。ところが 。。。

音がガサツく。音の善し悪し以前の問題。 

犯人はスピーカらしい。耳を近づけて音を聞き、目を凝らしてのぞいてビックリ。エッジが破れとるやんけ〜 エッジとは、、、スピーカーのコーン紙のフチを支えている柔らかい部品 (写真)

そういえば、このスピーカを買ったころはウレタンエッジ全盛時代。ウレタンと聞いてピンと来た人もいるかも。そう、水着にも使われている弾力のある素材だ。けど、古い水着は使ってなくてもボロボロになったりする、寿命があるのだ。いろんなサイトを調べてみたけど、スピーカも同じで、10年から十数年前のスピーカはウレタンエッジのものが多い上、ちょうど寿命を迎える時期なので要注意だそうだ。

なお音なんてどうでもいいやという方でも、このまま使い続けるとコイルの位置がずれて、磁石とこすれて絶縁被膜がとれてショートし、アンプが故障する、という場合があるそうだ。ご注意あれ。

というわけでアンプは正常に作動しているようだが、急遽スピーカの調達が必要となった。

続きに乞うご期待。

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