長年使っていたオーディオ装置が寿命を迎え始めた。ものによっては20年近くたっている。まずは十数年使ったアンプが調子悪くなった。
さて、20年ほど前といえば1970年の終わり頃。折しもオーディオブーム。この頃だけはオーディオマニアだったという人は多かったと思う。私もそのひとり。とはいっても学生の頃。一式10万とか20万円位のものしか買えなかったが。
しかし、いざ買い替えるとなると、オーディオマニアの血が、ちょっとだけ騒ぐ。購入意欲をそそるものが、なかなかない。一式10数万から20万円程度のハイコンポと呼ばれる製品群は、とても良いものが多いが、一式でそろえることを前提にしているようで、単品で買おうとすると (売ってくれるようではあるが) 今一つ魅力が、、、必要なのはアンプだけなんだけど。そう、オーディオマニアなら、限られた予算でもひとヒネリしたいもの。
折しもネットサーフィンしていると、真空管アンプの安いものが出てきている。今までならアンプ一式だと30万円とか50万円とかしていたものが、キット (自分で組み立てるための部品一式のセット) ならば10万円前後でそろう。私はレコードも聞きたかったので10万円だが、CDやMD, カセットだけなら5万円くらいで足りる。
というわけで、私の部屋に真空管アンプがやってきた。