■プリアンプ
というわけで、プリアンプは記録をすっかり忘れてしまったので、内部の写真を少し解説することにしよう。
これはプリアンプの外観。大きな真空管を使わないので、ケースに完全に覆われている。黙っていれば中に真空管が入っていると気づかない。発熱もそれほどではない。
プリアンプは微弱な信号を扱うので雑音の影響を受けないよう、設計 (キットなのでメーカーの担当ね)・組立は注意深く行う必要がある。
プリント基板が電源用 (左) と信号用の2枚に分かれて、間にシールド用の鉄板が立っている。
ボリュームや切り替えスイッチは実体は後ろの入出力端子のそばにあり、延長シャフトでフロントパネルにツマミをつけてある。こうすることで配線を短くできる。
その他特にアースの取り回しには (設計に) 苦労した跡が見られ。線のよりあわせ方とか、アースの配線を一本、延長シャフトに接続するとか、組立説明書が面白かった。プリント基板のアースラインもパワーアンプのとは違い、まっすぐシンプルに通っている。
ヒーターは直流点火 (原理的にはヒーターは発熱すればよいので交流でもOKだが、ノイズの元になるので直流で作動させることがある。)